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〜2003年10月31日のコンサートに対する意気込みを語る〜

今回の10/31のコンサートは、3つの柱を考えました。1つ目はサクソフォンの歴史的な意味のある3曲を選びました。1曲目はサクソフォンのために最も古く書かれた独奏曲としてドゥメルスマンのファンタジー、2曲目はミュールの初のアメリカ旅行で大成功を納めたトマジのバラード、そして3曲目は音楽史的にも重要な作曲家ジョリベの幻想即興曲です。
2つ目は私のために書いてもらった曲を選びました。人気の作曲家、加羽沢美濃さんによるおしゃれな2曲、日本で今、現代音楽の作曲家としてもっとも注目されている1人の権代敦彦さんによる虹、今までに聴いたことのないような世界をお聴きできると思います。
最後に、アレンジの傑作、今回のシリーズのテーマであるシューマンのアダージョとアレグロを演奏した後、私のアレンジの双璧となっているラプソディ・イン・ブルーを演奏します。
これらの3つの柱の演奏を通してサクソフォンの可能性を一緒にさぐっていきませんか。ぜひいらしてください。

(須川 展也)