FAQ
 5. おすすめ曲、音源など
Q.アルトサックスでソロコンテストに出たいのですが、よい曲を推薦していただけないでしょうか?
A. 須川さんに聞いてみたところ、中高生に薦めるとすれば、やはり「須川展也サクソフォーン小品集 Vol.1〜4」でしょう、とのことです。(参考として須川さんの音をCDで聴くこともできます。詳しくはこのホームページの楽譜情報の部分を見て下さい。)それ以外ではエクレスのソナタやヘンデルのソナタ第6番、(やや難しくなりますが)モーリスのプロヴァンスの風景という手もあると思います。(これら3曲は、田中靖人さんのCD “管楽器ソロ名曲集”(COCG-9055)に収録してあります。)あとは、変わった雰囲気ではジョリベの幻想即興曲、きれいなところではトマジのコルシカ島の詩、難しめのところではクレストンのソナタ第1楽章(←ただし伴奏は大変かもしれません!)あたりが挙げられます。その他、「うまくなろう!サクソフォーン」pp.51−52のリストも参照して下さい。(田辺)
Q.ソプラノサックスでソロコンテストに出たいのですが、須川さんオススメの曲はあるでしょうか?
A. ちょっと上級編ですが、ベダールのファンタジーやヴィラロボスのファンタジアなどが私のお気に入りです。あとはピアソラのボーデル(「タンゴの歴史」第1曲)なども面白いですね。少し簡単なものでは、クレリスのセレナーデ・ヴァリエのテナー版をソプラノで吹くのも良いでしょう。
Q.初心者で、しかもテナーで吹いても違和感のない曲を探しているのですが、何かよい曲はないでしょうか?
A. 初心者だったら、クレリスのセレナーデ・ヴァリエ、サン=サーンスの白鳥(アレンジ版)など、ゆったりしたメロディーの曲がいいと思います。
Q.アンサンブルで須川さんのおすすめの曲はありますか?いろんなジャンルの曲を紹介していただけると幸いです。
A. カルテットでおすすめの曲は、優しい方からジャンジャンやサンジュレーの四重奏曲、プラネルのバーレスク、あとは時々ポップスのアレンジ版も市販されていますから、試すのも面白いでしょう。より上級編ではやはりデザンクロですかね。
Q. トルヴェール・クヮルテットの“マルセル・ミュールに捧ぐ”(TOCE-55284)に収録されているプラネルの「バーレスク」をやりたいのですが、高校生がアンサンブルコンテスト等で吹くには難しすぎるでしょうか?
A. バーレスクはとても可愛いし、高校生でも演奏できると思います。ただ、楽譜の入手が難しいかもしれません。アンサンブルのコツは、メンバーの中の自分のポジションを曲のそれぞれの場所で理解することですね!!あとは四人が均等に主張することと融合することも大事なことだと思います。
Q. サックス四重奏のコンチェルト(伴奏が吹奏楽かもしくはオケのもの)というのは世の中に存在するのでしょうか?もしあればその曲名、楽譜、音源の有無などを教えて下さい。
A. 何曲かあります。キャトルロゾー・サクソフォーン・アンサンブルがライブCDをブレーン社から出しました!!
Q. 須川さんの八重奏のCD(“サクソフォーン・アンサンブル氈h[TOCF-6001])をgetしたのですが、どなたがどの曲でどのパートを演奏されているのか記載してもらえないでしょうか?
A. パートに関しては、どの曲も1st, 2ndの順で S: 須川展也,大城正司 A: 栄村正吾,大貫比佐志 T: 平野公崇,二宮和宏 B: 大和田雅洋,成田徹です。
Q. 東京佼成ウインドオーケストラのCDに入っている「宝島」という曲のアルトサックス・ソロは須川さんが吹いているのでしょうか?(あの演奏を目指してがんばっていますが、速い部分が吹けず困っています。)
A. ダイジェスト版でない最初の宝島のソロは私が吹いていますが、今の自分とはちょっと違っていて懐かしいです。難しい曲の練習はゆっくりからメトロノームでコツコツが基本です。
Q. トルヴェール・クヮルテットの“トゥルーヴェ・トルヴェール!”(TOCE-55461)というCDに収録されている、長生淳「サクソフォーン四重奏曲」を吹きたくて楽譜を買ったのですが、演奏上のコツがあったら教えていただけるでしょうか?
A. 長生くんの曲は難しいですけど、全楽章じゃなくても、時間をかけて1つの楽章を取り上げて是非練習してみてください。特に2楽章なんかはおすすめです。
Q. 須川さんの“Exhibition of Saxophone”という三枚組みCDの二枚目(TOCE-55522)に収録されているトマジのバラードは、S.Malardの詩(楽譜冒頭)にもとづいている、との解説がライナー・ノートにありましたが、この詩の内容を教えていただけませんか?
A. 詩に関しては、私個人は以下のような訳をもっています。(誰の訳かは残念ながらわかりません。)

ひっそりとした夜 枯れ木のような道化師が 憂鬱な物語りを話しはじめる
この男の運命の影ときたら ジグザグと岸辺にそって よたり歩きをしている
古いケースから取り出した 吸いさしのタバコをくわえ ちょいとおどけてみたりする
たぶたぶの衣裳 べったり塗ったドーラン 逃れられないトレードマーク
喜びと苦しみをあざなえる暗やみに ためらいがちに鳴るサクソフォーンの調べ
絶望のスタカートは沼底にこだまする
まるでもう 客を笑わせる気を すっかりなくしてしまったようだ
S. Malard

道化師の生涯を音楽に託した抒情的な曲でしょうね。
Q. 須川さんの“Cafe 1930”(TOCT-9101)というCDに収録されている、ピアソラの「今日のコンサート」(「タンゴの歴史」第4曲)を練習しているのですが、16分音符はシングル・タンギングで吹くのでしょうか?
A. 「今日のコンサート」は基本的にシングル・タンギングです。「Tu Tu …」と舌先に緊張感をもって、短いストロークをするのがコツです。
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