FAQ
 3. アルト以外の楽器、アルトとの掛け持ちなど
Q.ソプラノを買う際に注意すべきポイントがあれば教えて下さい。
A. 須川さんによると、高い音の抜け、音程には注意した方がいいそうです。また下のMibの音を出しながら、左手の小指でGisキーを押したり離したりしてみて Gisキーの具合を調べてみることをしてみるといいとのことでした。(田辺)
Q.カーブドネック・ソプラノ(ネックの曲がったソプラノ)に関する意見を聞かせて下さい。
A. ネックは曲がっていた方が若干音が柔らかいかな、という気もしますが、ほとんど変わらないと思います。また右手への負担が少なく、手が痛くなりにくいという利点もあると思います。
私自身はまっすぐなネックはどっかにやってしまい(笑)、常にカーブドネックを使っています。
Q.ソプラノの高音がうまく鳴らず困っています。何か打開策はあるでしょうか?
A. 上下の歯の位置が問題かもしれません。上の歯がマウスピースにあたる位置が深すぎると、高音のコントロールにいろいろ支障が出ると思います。上の歯がマウスピースの先端から1cm以内のところにあてるようにしてみてください。そして下あごを前に出して上の歯とそろえるような感じをつかんでみてください。
Q. ソプラノの最高音のFa#とその下のFaの音程が低くなってしまうのですが、何か良いアドバイスがありましたら教えて下さい。
A. リードとマウスピースのバランスが大丈夫かどうか(たとえばリードが薄すぎていないか)をチェックしてみるといいでしょう。また、上の歯の位置がマウスピースの先端から深すぎてしまうと上の音が下がることがよくあるので、先端から1cmぐらいのところに歯をあてることなどもチェックするといいでしょう。(上の歯と下の歯のかみ合わせがそろっているぐらいがベストだと思います)基本的にはアンブシュアが原因だと思いますが、楽器修理店・リペアマン等に楽器を調整してもらう(〈例〉サイドキーの下のコルクの部分を削り、キーの開け具合を少し大きくする)のも手かもしれません。
Q.ソプラノの低音が裏返ったり、音程がうねったりするのですが、どうしたらよいでしょうか?
A. ソプラノのチューニングは確かに難しいですね。でも一音一音アンブシュアを変えないで耳と舌の奥で微妙な調整をしてみるとよいと思います。替え指もチェックしてみてください。あとは、くわえ方が深すぎていないか、下顎が「梅干しの種」になっていないか、口内の容積が小さくすぎていないか、などアンブシュアをチェックしてみるとよいと思います。ソプラノサックスでも音階練習を欠かさずに、アルトとともに日々の練習を頑張って下さい。
Q.アルトを一生懸命練習すれば、自然とソプラノも上手になるものでしょうか?
A. 須川さんによると、やはりソプラノは時間をかけて練習する必要があるそうです。つまりアルトだけ練習すれば自然にソプラノも上手になるわけではない、ということです。確かにソプラノはマウスピースも小さい分だけアンブシュア、口の中の形などアルトよりコントロールが大変のような気がしますし、正確な音程をキープするのも大変だと思います。(田辺)
Q.テナー、バリトンなど低音系の楽器用におすすめのマウスピースがあれば教えていただけるでしょうか?
A. 私はアルトもテナーもセルマーのS90−170を使っていますが、バリトンは少し開きの大きいDとかS90−180あたりなんかがいいかもしれません。(私自身はバリトンはルソー・モデルの4Rを気に入って使っています。)
Q.バリトン吹きへのアドバイスがあったら教えていただけないでしょうか?
A. バリトンサックスだから特別ということは特になく、サクソフォーンの基本的な吹き方を教則本などで学んで実践してみましょう。もし、アルトが吹ける環境にあったら、エチュードや好きな曲を吹き、その感覚をバリトンに生かすというのがいいんじゃないかと思います。
Q. 中学校では吹奏楽部でアルトサックスをやっていて、高校生になっても吹奏楽部に入ってサックスをやろうと思っているのですが、サックスの種類の中でどれが一番いいのでしょう?
A. 私はソプラノからバリトンまでサックスの音はすべて大好きなのでどれが一番いいかは決められません。基本はアルトから始まりますので、アルトをこなせれば、とりあえずはどの種類にも対応できると思います。人によって高音系の楽器が得意な人と低音系の楽器が得意な人とがあるようですね。
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